日本の文化・行事

某外資系企業さんではやっていたフレーズである『ジャパンのカルチャー』のコーナー。
日本の年中行事をまとめてみようかなと言う事で!
有名なところだけ拾っておこうと思います。

1月

1日 正月

各暦の年初。旧年が無事に終わった事と新年を祝う。

7日 人日(じんじつ)の節句

五節句の1つ。七草粥を食べるから七草の節句とも言う。
五節句は,江戸幕府が公的な行事・祝日として定めたらしいですよ。

本当は,秋の七草・春の七種(ななくさ)とかき分けてて
小正月(1/15)の方は七種だったらしい。

人日の風習と小正月の風習が混ざり今は,1/7に七草粥なんですって。

11日 鏡開き

地方では1/20だったり京都などでは1/4だったり。
正月に神(年神)や仏に供えた鏡餅を下げて食べる行事。

西日本では涅槃会に合わせて鏡餅を割ってあられを作って食べ
一年間の無病息災を願う風習もある。
釈迦の鼻くそに形が似ていることから花供曽(はなくそ)などの名前で
参詣者に配られているらしい。

2月

3日 節分

3日と言うのは1985年から2024年ごろまでに限ったことであり,
日付は固定じゃないって知ってました?
2025年から(2021年からになる可能性あり)は閏年の翌年に2月2日になるらしいです。

本来は,各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。
今は,立春の前日だけしかやらないですよね。

一般的には「鬼は外,福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて,
年齢の数だけ(あるいは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。

本当は家長しか撒かないとか,魔目に豆をぶつけて魔物を滅する魔滅で豆とか色々あるらしい。

恵方巻と言う怪しげな風習の罪悪については社員専用ページにまとめたので,
興味のある方はGunz社員に聞いてみてください。

15日 涅槃会

入滅の日にやる釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要です。
ニルヴァーナ会ってことですね。実際には釈尊が入滅した月日は分からないそうです。

3月

3日 上巳(桃の節句)

五節句の1つ。雛祭り。
ひな人形に桜や橘,桃の花など木々の飾り,雛あられや菱餅などを供え,
白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭り。

21日頃 彼岸

雑節の1つ。春分・秋分を中日とし前後各3日を合わせた各7日間を指す。
最初の日を「彼岸の入り」,最後の日を「彼岸明け」と呼ぶ。
この期間に行う仏事を彼岸会と呼ぶらしい。
ちゃんとお墓参りしようね。そして牡丹餅*1を食べましょう。

4月

8日 灌仏会

釈迦の誕生を祝う仏教行事。Gunzでおしてます。
クリスマスより灌仏会!花まつりを盛り上げて欲しいモノです。

5月

5日 端午

五節句の1つ。端午の節句,菖蒲の節句。
男子の健やかな成長を祈願する行事。
柏餅を食べる風習があり,これは日本独自のもので,
柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから
「家系が絶えない」縁起物として広まっていった。
菖蒲湯にも入ろう!

6月

30日 大祓

おおはらえ。日本の神道儀式の祓の1つ。
毎年6月と12月の晦日に行われる。
毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として定着。
夏越の祓の風習として京都では「水無月」という和菓子を食べる習慣がある。
近年は「夏越ごはん」という行事食を広める動きが出てきた。

7月

7日 七夕

漢名では『しちせき』と読む。五節句の1つ。
短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われている。
短冊などを笹に飾る風習は,夏越の大祓に設置される茅の輪の両脇の笹竹に因んで
江戸時代から始まったもので日本以外では見られない。

15日頃 お盆

新暦での盆。都内や横浜は7月が多いと思います。
迎え火,送り火を焚いて先祖の精霊が家に戻ってくる道を作ってあげる。
お墓参りする人もいますが,
私は実家に帰ってきてるし入違っちゃうじゃんって思うのでいきません。
迎え盆にはあんこつきの「お迎えだんご」
おはぎ,そうめん,白いだんご「送りだんご」という順にお供え物を変えるそうです。

15日 中元

道教に由来する年中行事。
お世話になった人々に贈り物をする習慣を特にお中元とも呼ぶ。

下旬 土用の丑の日

夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。
1日か2日(平均1.57日)あって2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑と言う。
厳密には土用は四季の毎季それぞれに1回ずつあり
土用の丑の日は年平均6.09日あるらしい。
鰻を食べる習慣についての由来には諸説あるが平賀源内が発案したという説が有名で,
鰻屋が夏に売れない鰻を何とか売るため源内の元に相談に赴き「本日丑の日」と書いて 店先に貼ることを勧めたところその鰻屋は大変繁盛したとか。
栄養価の高いウナギを夏バテ防止に食べるのは理に適うし食べましょう~

ちなみに土用とは土旺用事(どおうようじ)を略した言葉。
新しい命を育み古い命が還る場所となる土がもっとも活発になる期間を表し,
現在では季節の変わり目を土旺用事の日として呼ぶのが一般的になっている。

そして,別に鰻じゃなきゃいけないって訳じゃない。
「う」のつく食べ物ならOKなのです。
うどん,うめぼし,うりでも良いのです。

8月

15日頃 月遅れのお盆

地方から出てくる方が多いせいか
お盆休みをこのタイミングで取る方が多いですね。

9月

9日 重陽

ちょうよう。五節句の1つ。
旧暦では菊が咲く季節であることから菊の節句とも呼ばれる。
昨日(2018/04/13)全然知りませんでした。
平安時代から菊花酒(菊の酒)を飲む風習があった。

23日頃 彼岸

昼と夜の長さがほぼ等しいが厳密には昼が若干長い。秋分。
春の彼岸を「彼岸」「春彼岸」と呼ぶのに対し
秋の彼岸を「のちの彼岸」「秋彼岸」と呼び分けることもある。
こっちは『御萩』を食べる。

中旬以降 中秋の名月

通称十五夜。十五夜の件は旧暦じゃないとダメなので分かりづらい。
旧暦の秋は7,8,9月なので真ん中の8月が中秋ってことで
新暦だと1ヵ月くらいずれるので9月中旬から10月上旬になるわけ。
なのでその辺りの仏滅だなーって思っておけば良いです。

あと新月からおよそ15日で満月になるから十五夜は満月を指して言うんだけど
固定周期ではなく14~6日周期で満月になるので十五夜はだいたい満月じゃなくて1日くらいズレてしまう。
しかも毎月の事なんで十五夜自体は別に年1回ってわけじゃない。
うーん。

ススキ(稲穂ににてる)お団子(米粉でつくる)は収穫祭てきな流れで
月にいる月読命にお米の収穫を感謝して来季の豊作祈願をしてるんですって。
十五夜を「芋名月」と呼ぶこともありイモ類をお供えしたり
祝い膳として里芋を使ったけんちん汁が食卓に並ぶこともあるそうです。

10月

ないや。。。だからハロウィンが流行ったのかな?

11月

15日 七五三

7,5,3歳の子どもの成長を祝う日本の行事で
神社などで「七五三詣で」を行いご報告感謝,祈願を行う奉告祭。
長寿の願いを込めた千歳飴を食べて祝う

12月

8日 成道会

釈迦の成道(悟りを開いた事)を記念して行われる法要。

13日 正月事始め

正月を迎える準備を始めること。
昔はこの日に門松やお雑煮を炊くための薪など
お正月に必要な木を山へ取りに行く習慣があった。
ちなみに14日は忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士の討ち入りの日。

煤払い

いわゆる大掃除。伝統的には12/13。正月事始めの一種なのかもね。

13~20日頃 歳暮

暮れに世話になった人に対し感謝するなどの歳暮周りと呼ばれる年中行事。
ゆえに本来は直接訪問して贈り物をするんでしょうが,
最近では,このときの贈り物だけが独り歩きしてお歳暮になってる感じっぽいですね。

13日の「すす払い」から20日までの間に贈るものとされていが,
すす払いの習慣が廃れたことで贈る時期は前倒し傾向になっていて
11月末に贈ることもあるそうです。

21日前後 冬至

かぼちゃを食べる。ゆず湯に入るなどの風習がある。

31日 追儺

大晦日の宮中の行事。平安時代の初期頃から行われている鬼払いの儀式。

31日 大晦日

年越し蕎麦

縁起を担いで食べる蕎麦

俺はクリスマスにチキン否定派。
それをOKにしたら,年越しパスタで良くなってしまう。

お蕎麦ではなく他の麺類でも細く長く過ごせる事を願うことはできる。
だが,蕎麦は切れやすいため今年の苦労や不運を綺麗に切り捨てて,
新しい年を迎えるってのが当てはまらなくなる。

また,昔の金銀細工師は細工で散らかった金や銀を集めるために
そば粉を使っていたと言われています。
そこから,蕎麦は金運が上がると言われている。

さらに蕎麦は風雨にさらされても日光を浴びると再び元気になります。
そのため何度も元気に蘇るようにという願いが込められています。

ただ麺を食えば良いってことじゃないので日本人としてこだわって欲しい。

ちなみに具にも大切な意味があります。
エビ天は長寿のシンボル,油揚げは商売繁盛のシンボルなど
その具材によって新年への希望を表す事ができます。

除夜の鐘

日本仏教にて年末年始に行われる行事。
24時を挟む時間帯に寺院の梵鐘を撞く多くの寺で108回撞かれる。

大祓

大晦日もやります!

日本の世界遺産

世界遺産とは人類共通の宝を保護・保存することを目的としてる。

文化遺産

登録時期対象備考
1993年12月法隆寺地域の仏教建造物(奈良),姫路城(兵庫)
1994年12月古都京都の文化財*2(京都・滋賀)
1995年12月白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜・富山)
1996年12月原爆ドーム(広島)
1996年12月厳島神社(広島)安芸の宮島
1998年12月古都奈良の文化財*3(奈良)
1999年12月日光の社寺*4(栃木)
2000年12月琉球王国のグスク及び関連遺産群*5(沖縄)
2004年7月紀伊山地の霊場と参詣道*6(和歌山・奈良・三重)
2007年6月石見銀山遺跡とその文化的景観(島根)
2011年6月平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―(岩手)
2013年6月富士山―信仰の対象と芸術の源泉(静岡・山梨)
2014年6月富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬)
2015年7月明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼,造船,石炭産業(山口・福岡・差が・長崎・熊本・鹿児島・岩手・静岡)
2016年7月ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献(東京)
2017年7月「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡)
2018年6月長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(長崎・熊本)

自然遺産

登録時期対象備考
1993年12月屋久島(鹿児島県)
1993年12月白神山地(青森県・秋田県)
2005年7月知床(北海道)
2011年6月小笠原諸島(東京)

*1 御萩ではない
*2 上賀茂神社・下鴨神社・教王護国寺・清水寺・延暦寺・醍醐寺・仁和寺・平等院・宇治上神社・高山寺・西芳寺(苔寺)・天龍寺・鹿苑寺・慈照寺・龍安寺・西本願寺・二条城
*3 東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡・春日山原始林
*4 日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺
*5 今帰仁城跡・座喜味城跡・勝連城跡・中城城跡・首里城跡・園比屋武御嶽石門・玉陵・識名園・斎場御嶽
*6 熊野三山,吉野・大峯,高野山

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Last-modified: 2021-08-03 (火) 07:37:15